dendenokirokuのブログ

我が家の愛犬でんでの介護記録。

あいさつ

おはよう いってきます ただいま おやすみ



それは家族にも言うけど



1番は彼に言ってきた



1番言いたいきみがもういない



いるけど、お骨になったでんで



今朝、おはよう、でんでちゃんって

お骨に話しかけた




ふわふわの毛とぷりんっとした頭には

もうさわれない



くさかわいい毛に顔を埋めることも

できない



肉球をくすぐることもできない





会社に行かなくてはならないから

涙が出たけど化粧をやめて



すっぴんでマスクで出勤した



私がすっぴんで他の区まで行くことは今までなかったな



気温があたたかいと、春が好きなでんでがいる気がして



一緒に歩いた道を見ると涙が溢れてきて



お昼ご飯を買おうとしても、店でチーズを見るとでんでのことを思い出して



精一杯こらえて仕事した



帰りの山手線の中



はりつめてた糸が切れて



マスクしながらだけどボロボロ泣いた



でんでに会いたくて涙が溢れてきて



人の目なんか気にならなくなった



泣きたくないが涙が勝手に出てきやがる







帰ったらいない






でんでただいま〜!って言った





シーンと静まり返ってる部屋





私は泣き崩れてしまい、放心状態なので

娘に心配されてしまった




でんでの大好きだった娘を、私は守らないといけないのに







どうしても、忘れられないや





心臓が止まる間際まで生きようとしてたあの姿を




私も、もっと一緒にいたかったよ






亡くなって、翌朝

亡くなっても彼がまだいる気がする



すぐそばに



鼻息が聞こえてくる



空耳だけれど



娘が笑いながら言った



「大丈夫だよママ、でんでは生まれ変わってきてくれるから〜」



私もそう思う



だけど娘に腹が立ってしまい



「簡単に言わないで!私はでんでじゃないと、この姿この声のでんでじゃないといやなんだよ!」



と泣き叫ぶ




冷静になってから娘には謝ったけれど




16歳まで育てた我が子が亡くなったの




笑って、泣いて、ありがとうって送るのがいいって分かってる



めっちゃ分かってる



分かってるからこそ苦しくなる



まだ苦しくいさせてくれ




診てくれた獣医さんに電話して、お世話になりましたと伝えた



獣医さんは


「老犬介護大変だったわよね、

  彼は大往生だったね」



って言ってくれて



私は嗚咽して泣いた




泣いてばっかじゃん




でも、介護は大変だったけれど大変ではなかった




今までめっちゃめちゃ可愛くて、私を癒やしてくれたでんでのお世話は




大変だったけれど、苦労や苦痛ではなかった




新生児がまた来たような心構えで




24時間、1時間に1回水分補給



3時間に1回おむつ替え



基本下痢だから、おちりが汚れると洗うのに時間がかかったけど



潔癖症のでんでが嫌がらないように綺麗に綺麗にした



5日間か?



でんでも私も寝ずに食べずに過ごした



だけど不思議だった、眠くならなかったし

でんでが食べないから私も食べたくなかった




昨日亡くなり、久々に睡魔に襲われた




2時間くらいだけ深い眠りにつけた




夢にはでんでが出てきた




首を痒がるからかいてあげた


気持ちよさそうに寄りかかり、首をもたげてきた


そこにいるのに、でんでがいないことは

夢の中だけど理解していた


ペットショップに行った


ポメラニアンの仔犬がいた


その子を抱っこした




そんな夢だった



起きたらでんでがいつものように隣にいますようにと祈りながら



朝5時頃目が覚めた



やっぱりでんでは天使になってたのが現実だった


メンタルがやられそう

2/11 永眠

でんでが本日、2/11永眠致しました



でんでを介護していこうと思ってた矢先



ブログに記録しようとしてたのに



まるで私達人間の予定に合わせるように

眠るように。



ちょっと苦しんだかな



だから楽になったとは思います



頑張らなきゃならないけど



私は気が狂うかもしれない



頭がまっしろ



でんでと初めて出会った16年前



仔犬ちゃんだった彼を思い出す



今も彼は私にとってなにひとつ変わらない赤ちゃんで。





眠ってるだけでしょ



呼んだら起きるよね?




人間って、私って、勝手です



心臓病で苦しむ彼に



「楽になっていいよ」って言ったくせに



いざ逝くときには



「ありがとう、ありがとう、大好き!




でもやっぱり待って!でんで、行かないで!やっぱり耐えられない!」




と泣き叫んでしまった




じゃあ僕どうすりゃいいんだよ



って、困惑しただろう



最後はおしっこをたくさん漏らしながら息を引き取った




目は開いたまま、カハ…カハ…と言っていた




一週間眠れていなかったでんでに、獣医さんが鎮静剤を処方してくれていた




目を開いたまま眠れていなかったでんでに

鎮静剤を投与した





久々にねんねができていて気持ちよさそうだった



だけど糞尿を垂れ流すのが、ひどくなり。



心拍は上がり



また苦しそうだった。



そこから口を開けてた。



開けてた口が、妙にやたら臭くて

腐敗臭みたいなのがした。


そこからは早かった。






涙は止まらなくて



心臓を掴み、潰されたような気持ち







まだ、何回も、君に会いたい






私はわがままだよなぁ





やっと楽になったのにね…





本当にごめんね





それに、本当にありがとう




世界一あいしてる